常に積極的な心の持ち方をすること=「心身統一法」、心の持ち方を
積極的にするためには、心をさまざまに動かす原動力である「感応性能」を
強くしなければならない。と、中村天風氏はいいます。
私にはまったくなじみのなかった言葉「感応性能」を強くするためにはを
著書「幸福なる人生」から紹介します。
感応性能を強くするためには、
1.観念要素の更改
2.積極観念の養成
3.神経反射の調整
を実践する必要があるということです。
1.観念要素の更改・・・人の思考は心の奥にある観念要素により組み立てられる。
この観念要素が消極的だと、思考も弱くなる。
観念要素を更改するには、「寝る前に消極的なことが頭に浮かんでも
気にかけない」「寝床に入る前、鏡に映った自分にお前強くなると
言い、朝目が覚めたら今日は信念が強いぞと言う」「消極的な
言葉は使わない」「積極的な人と接する」といったことを心がけ
るそうです。
2.積極観念の養成・・・何事にもベストを尽くす。何事にもである。くどいようだが何事にもだ
そうだ。養成するためには4つ方法があるそうです。
①仕事をするとき、その仕事に対し自分が今どんな気持ちを持ってい
るかを自分で検査する。
②人の言葉に動かされないこと。消極的な言葉に動かされたら元気
がなくなってしまう。
③ベストを尽くす人間になろうとする者は、他人の気持ちも自分と
同じような気持ちにすることを常に考えねばならない。
④取越し苦労厳禁。薄い氷の上をおっかなびっくりわたるような人生
を生きていたら、そのままあなたの人生は委縮してしまう。
だそうです。いい気持ちでベストを尽くすことが大切。
3.神経反射の調整・・・神経系統の生活機能が乱れると、心の安定が失われる。
具体的な神経反射を調整する方法として、ヨガの「クンバハカ」と
いうものがあるそうだ。腹が立つことがあったり、悲しいことが
あったり、人を恨んだり、妬んだりする気持ちが起きたときは、
何をおいても尻の穴を締める。
感情の虜になりかけた時には、フッと肩を落として、グッと腹に力を
入れる。その気分が収まるまで、吸って止めて出して止めてを
繰り返す。これがクンバハカだそうです。
毎日、公私ともにたくさんのことがありますが、早く自分自身で自分をコントロールできる
人間になりたいものです。
常に、尻の穴締めて、お腹に力を入れていいれば、一石二鳥かもψ(`∇´)ψ