(コインを取り出し)ここにあるコインを4回投げる。「そのとき表が出る確率は?(=何回、表が出るか?)」、
と尋ねられたら、君は2回と答えるであろう。つまり、「2分の1 × 4 = 2」である。
確率論的なアプローチ(確率論とは統計学を予言する方程式をつくる学問。)である。
では、今度は統計学的なアプローチ(統計学:実際の出来事を計測する学問)を試みてみよう。
この事象の場合、全ての起こりうる事象を検証することが可能である。起こりえる事象は16通り。
このうち、表が0回の事象は1通り
1回の事象は4通り
2回の事象は6通り
3回の事象は4通り
4回の事象は1通り、である。
ここから判るように、「2回」という回答は、それが誤解答である率が、62.5%もある。つまり、丹念にコインを4回投げる
実験を繰り返せば、「表が2回でること」は半分以下の場合である。
(16通りのうちの6回)それならば、なぜ、ヒトは「表は2回出る」と答えるのか?そうなのである、
2回以外の回答では、誤解答となってしまう確率が、62.5%以上になってしまうからである。
0回・4回と答えれば、誤解答率:93.75%
1回・3回と答えれば、誤解答率:75%となる。
さぁ、もう判ったかなぁ。人間は誤差を最小限に留めるように行動するのである。予言の方程式の最終目標は、
完璧に予言することではない。間違う可能性を最小限にすることである。
だから、国家安全保障局から完璧に逃れられる方法を見つけるのでない。捕獲される確率が最小の事象を探し、
行動しているのである。この理論を前提にすれば、予知は可能になる訳である。
ーーーーー(抜粋)-----
私のベスト推理小説のひとつにあげるのは、
「数学的にありえない」
です。
面白すぎです。
ジェットコースターな展開にあっという間に、、、、、
