以前ブログに書いた「クラウドと労働コミュニケーション」の件は、
労働条件その中でもワークスタイルの変化を述べてみました。
今回もそれに関連する内容です。
ユニファイドコミュニケーション(UC)とは、
「電話・メール・テレビ会議・Web会議などの様々なコミュニケーションツールを
統合することによりもたらされる、効率的なコミュニケーションのこと。固定電話、
PC、PDAといった情報端末の種類に依拠することなく、多彩なコミュニケーションを
業務プロセスに応じて自在に使い分けられるようにすることで、ストレスフリーな
協同作業(コラボレーション)環境を実現する。コミュニケーションの効率化、高機能化を
通じて、オフィスワーカーの生産性を高める効果が見込める。IP電話の普及をはじめとした
情報インフラの進展を背景に、ビジネス社会に急速に普及しつつあり、グローバルな
コミュニケーション環境の構築やマーケティング分野などへの応用も期待されている。」
と説明されています。
なお、ユニファイドコミュニケーション(R)は、NECの登録商標だそうです。
簡単に説明してしまうとUCを導入する事で、業務プロセスを効率化し、TPOにあったツールを
使いコミュニケーションロスを減らすことにより、従来かかっていた経費の無駄を省こう
という事です。いわば経費の効率化、カッコよく言うと資源の効率化、ITらしい発想です。
しかし、以前も述べた通り、問題はあります。ワークスタイルを変えるという事です。
特に管理者側がワークスタイルの変化に対応出来うるかという事です。
ピラミッド型の経営では、UCの導入は非常に困難と言わざるを得ません。
私は、このようなスタイルが良い悪いを言うつもりは全くありません。
ツールの進化によりコミュニケーションのロスを低減する。一方で人間関係に何が起きて
いるのかを考えていきたいと思います。本音で話す若者はいまの世の中どれだけいるの
でしょうか。当社にも若い人間がいますが、常に裏表なく本音で付き合っています。
自分自身が裏表を作ってしまったら終わりだと思っています。非常に甘い考えかも知れま
せんが、当社の「一期一会」の理念からです。