月別アーカイブ: 2013年8月

本当に充実した人間は自己主張しない

「至人は己れなし」

本当に充実した人間には、自己主張というものがない。
大自然には、是非善悪の自己主張がない。
荘子が理想とする人間は、大自然と心を一つにして生きる人という。

「名誉や地位を求めて競争するのではなく、それぞれが、自分の分という
ものを定め、世間から非難されても劣等感を持たないで、誉められても
無理な努力はせず、自然の心になりきって、悠々と、自分自身らしく、
自分の本性を生きなさい」

本当に充実した人間は、いくらいい仕事をしても、功績があったとしても、
威張ることをしない。仕事に伴う名誉などを期待したり、求めることもない。

荘子の言葉からです。
頑張ろう。自分はまだまだお子ちゃま感覚!!
日々勉強、勉強。ヽ(●´3`)ノ゛

良い考えの生まれやすい状況

良い考えの生まれやすい状況。

中国の欧陽修という人は、こういってます。

「三上」、
馬上・枕上・厠上

馬上は、今でいう通勤電車の中、車の中等、すごい納得です。私は電車に乗るときは
必ず、何かを持ち込んで楽しみます。だから、電車で寝るっていうのは本当に
疲れ切っている時以外絶対にありえません。
枕上は、特に朝早くに目が覚めたときは、まさかの発想をするときがあります。
厠上は、周りから妨害されない、その安心感が、頭を自由にするのかも。

ものを考えるには、ほかにすることもなく、ぼんやり、あるいは、是が非でもと、力んでいてはよくない。
「三上」はそう暗示している。

「三中」、
無我夢中、散歩中、入浴中

無我夢中は、冷めた頭で考える必要もあるが、時にはこういう状態で考えるのもよい。
確かに夢中な時のひらめきに何度助けられたことか、
散歩中は、散歩の良いところは、肉体を一定のリズムにおき、それが思考に影響する点だという。
入浴中は、一般に精神も昂揚するようで、浴室で歌を歌いたくなるのはそのあらわれだという。

「三上」にしても「三中」にしても、いずれも最中だ。

チョーお勧め本、おもしろいこと間違いなし。