日別アーカイブ: 2012年1月26日

今、ここの感情に気づき、自己責任をとる

 ストレスを溜める要因として、自分の本当の感情を抑える、行動の前に
様々なことを考え過ぎることが挙げられます。感情抑圧や、考え過ぎると、
自分の本当の感情や考え方もわからなくなり不安につながるケースもあります。
 また、他人に責任を転嫁することで人間関係に影響を及ぼしたり、自己成長を
止めてしまったりするケースもあります。
 今、ここに集中することの大切さを学ぶとともに、今、ここで感情を発散するなかで、
自分の本音に気付くことで、自分の感情や考え方、言動を変化させていきましょう。

以前学んだ心理学の中から、ゲシュタルト療法のほんの一部を紹介したいと思います。

 人は全てのことに気づいているわけでなく、むしろほとんどのことに気づかずにいます。
つまり、多くのことを意識的にでなく、無意識に処理を行っているのです。
たとえ、自分自身に問題があっても、それに気づいていなければ対処のしようも
ありません。気づかない場合には選択のしようがなく、いつもと同じ自動的な反応が起きること
になります。選択肢のない硬直な状況よりも、多くの選択肢の中から状況に応じて選べる柔軟性が
あったほうがいい。そして、選択というものを実現するためには「気づき」が必要となるのです。
気づくことによって、何かしらの選択ができるのです。
 自分の体の声や感情に耳を傾け、「今ここ」で自分に何が起きているかに注意を向ける。
そして、気づきを通して、抑圧された無意識な部分を意識化させる援助をします。

少し難しい表現をしていますが、私自身もすべてを理解しているわけではありません。

では、気づきを知り自己責任をとるとはどういったことなのでしょうか。

ここでいう自己責任とは、上記にも触れていますが、「選択と決断」です。

ほとんどの人は、将来の成功よりも今の楽を選びます。苦痛と快楽の関係を正しく
理解できずにいるのです。
そういった対処法の一つに、自己暗示の法則(思い描いた通りの自分になる)を
使うといいです。

例えば、

良い例:「私は、これまでは運動をしなかったけど、これからは毎日20分歩きます。」

悪い例:「私は、これまでは運動ができなかったけれど、これからは毎日20分歩くようにします。」

お分かりだと思いますが、普段の意思決定の言葉の中に自己責任をとっていないことに
気づくことです。

ゲシュタルトの9原則は、

1.今に生きること

2.ここに生きること

3.想像をやめて、現実的に物事をとらえる

4.考えることより、感じることを選ぶ

5.判断するよりも、表現する

6.不快の感情も受け入れる

7.権威者を作らない

8.自分自身に責任を持つ

9.自分自身である

だそうです