日別アーカイブ: 2010年11月25日

なぜ危機に気付けなかったのか

最近、危機管理を指摘する報道をよく耳にします。
以前ブログに書いた広報駆け込み寺の三隅代表は企業に危機管理の
重要性を訴え続けています。
基本的考え方は「逃げるな、隠すな、嘘(うそ)つくな」です。
シンプルですが、行動しているかはみなさん本人が一番よくわかるはずです。

組織においても危機管理能力は問われます。
そこで、リーダーが身につけなければならないスキルが首題の本に書かれていたので
紹介します。

1.情報のフィルターを避ける・・・部下は情報にフィルターをかけてつたえることがある。
その為リーダーは、新しい情報に直接、接する必要がある。(菅さんよろしく)

2.人類学者のように観察する・・・人の言行は一致するとは限らない。したがって、人に
意見を求めるだけでなく、その行動を観察する必要がある。(言葉ではなく行動を見よ)

3.パターンを探し、見分ける・・・意思決定では「直観」が大きな役割を果たす。この能力
は直面する問題を調べ、分類することで高められる。

4.バラバラの点をつなぐ・・・「情報の共有」に立ちはだかる障壁を乗り越え、組織全体の
知識と考えを結集しなければならない。

5.価値のある失敗を奨励する・・・失敗のなかには、学習と改善の機会を与える有益な
ものがある。有益な失敗とその他の失敗を区別し、部下に失敗から学ぶ方法を教えなけ
ればならない。

6.話し方と聴き方を訓練する・・・自身のコミュニケーション能力だけでなく、組織全体の
コミュニケーション能力も磨かねばならない。(私の最大の課題です)

7.行動を振り返り、反省のプロになる

リーダーとして一番の失格者は、自分はこういった事を全て出来ていて、当たり前だと
思っている人、そういった人は必ず自分以外の人を分析しがちですね。
とても大変な人です。

素直が一番。